こんにちは。大学院生ブロガーのともよし(@tomo141)です!
現在は博士後期課程の学生として有機化学の研究をしています。
ドクターって、つらいですよね。
でも考え方を少し変えるだけで楽になるものですね、意外と。
ある人の言葉に助けられたので、シェアしておきます。
博士課程で結果が出てないと、本当につらいんだよ
博士課程で研究をしていて、結果がなかなか出ない。
にもかかわらずそんな自分を置いていくかのごとく、周りがたくさん論文を出していたり、周りの就職がスパッと決まっていったり、周りが明らかに3年で卒業が決まっていそうな状況である時、その場から逃げ出したくなるほど、つらくなる。
3年卒業がほぼ確定な人には分からないだろうけど、こんなに不安なことはない。
学位取得が延期になれば、その分学費を払うことにもなるし、彼女を待たせてしまうことにもなる。
「先の見えない未来」があるのに、それを踏まえて未来の計画を立てなきゃいけない。
博士は基本つらい。これは真理だ。
人生におけるつらい時期
ところで、人生では、必ず「つらい時期」というのが訪れる。
研究人生なら、結果が出ないとき、先が読めないとき。
この辛さが、博士課程在学時にきたら、学位や卒業によるプレッシャーを感じて、つらい。
この辛さが、企業研究の時期にきたら、昇進できない焦りから、つらい。
研究が上手くいくかどうかは、もちろん才能や努力も必要だけど、一種の「運」が必要なこともある。
大した努力をしていなくとも、運良く結果が出る、いや、出てしまうこともある。
そうかと思えば、全く結果が出ることがなく、何年も真っ暗なトンネルを走り続けないといけないときもある。
研究に携わる人の実力によって、成功確率の多少の高低はある。
だけど、成功ばかりで何十年も過ごせる人がいないのと同じで、全く成功することなく研究人生を終えるなんて人はめったにいない。
研究人生を歩んでいくと心に決めたのなら、学部生のときか、修士のときか、博士のときか、卒業後かは分からないけど、どこかの時期で、その「つらい時期」が訪れるのである。
つらい時期が博士課程に来た、それは「たまたま」なのだ
だから、博士課程に入って、これまでの人生で経験してきたつらさの、何十倍もの辛さに苦しんでいるあなたは、上で述べて「人生におけるつらい時期」がたまたま、今来ているだけなのだ。
他人に比べて劣っているわけではない。素質がないわけじゃない。努力がたりないわけじゃない。
十分頑張っている。精一杯もがき苦しみ、1日1日を見たらほとんど止まっているかのように見えるスピードかもしれないけど、あなたは進み続けている。
今つらいのは、誰もが経験するつらい時期が、誰もがいずれ経験するつらい時期が、「今」、「たまたま」来ているだけなのだ。
今、
たまたまなのだ。
(投稿:2016年12月10日、更新:2017年3月12日)