こんにちは。大学院生ブロガーのともよし(@tomo141)です!
今日は、センター英語の英文法から、1問だけ取り上げ、これをじっくりコトコト、トロトロのおいしいカレーのように、美味しく調理していきたいと思います。
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もく〜じ〜
- センター英語過去問 2016年度 第2問 A 問1
- The train had already arrived when I reached the platform, so I didn't have to wait in the cold. を品詞分解
- SVは第1文型
- 接続詞は節を作る
- 形容詞とは?
- 副詞とは?
- 等位接続詞は、同じ種類のカタマリを繋げる
- 「現在形/過去形」と「現在完了形/過去完了形」の違い
- 過去完了形
- やっと選択肢の話
センター英語過去問 2016年度 第2問 A 問1
いきなり問題!解けなくていいよ。すぐ下に答えあり(ゆっくりスクロール)。
2016年度 第2問 A 問1
The train [ xxx ] when I reached the platform, so I didn't have to wait in the cold.
1) had already arrived
2) has already arrived
3) previously arrived
4) previously arrives
で、遠慮なく答えを。
The train (1) had already arrived when I reached the platform, so I didn't have to wait in the cold.
この一文をじっくり解説する。
The train had already arrived when I reached the platform, so I didn't have to wait in the cold. を品詞分解
まずは品詞分解。
品詞分解
{The train (S) 電車が
had already arrived (V)↓ すでに到着していた(SV=第1文型)
<when I reached the platform, (M)>} 私がホームに着いたときには
so だから
{I (S) 私は
didn't have to wait (V)↓ 待つ必要がなかった(SV=第1文型)
<in the cold.>} (M) 寒い中
[名詞] (形容詞)矢印の先を修飾 <副詞>
句(「前置詞+名詞」など) 節(「接続詞+SV」など)
{〜A}等位接続詞{〜B}
↓ 文型終わりマーク
(↑いろいろ考えて作った記号たち。これからずっと使っていくつもりです。高校の先生の影響を大きく受けている。)
The train had already arrived when I reached the platform, so I didn't have to wait in the cold.
SVは第1文型
まずは文型の確認。Sは主語、Vは述語(動詞)、Oは目的語、Cは補語。
第1文型=SV
第2文型=SVC
第3文型=SVO
第4文型=SVOO
第5文型=SVOC
これ↑は覚えよう。
(まあ今回の問題を理解する上では必要ないんだけどね。英文法をマスターしたいなら必須ね。)
接続詞は節を作る
品詞分解
{The train (S) 電車が
had already arrived (V)↓ すでに到着していた(SV=第1文型)
<when I reached the platform, (M)>} 私がホームに着いたときには
so だから
{I (S) 私は
didn't have to wait (V)↓ 待つ必要がなかった(SV=第1文型)
<in the cold.>} (M) 寒い中
[名詞] (形容詞)矢印の先を修飾 <副詞>
句(「前置詞+名詞」など) 節(「接続詞+SV」など)
{〜A}等位接続詞{〜B}
↓ 文型終わりマーク
接続詞の後には、SVが来る。で、SVのカタマリのことを節という。
接続詞が来たら、接続詞を四角で囲って、節全体をカッコで囲もう。
→カッコの種類は、[名詞節] (形容詞節) <副詞節> で。
今回のwhenは、〜する(した)時。〜した時、〜した。だから、副詞(あとで説明します)節ね。
「私が着いた時」 → (電車が)到着していた
(「私が着いた時」は、動詞を修飾しているから副詞)
形容詞とは?
副詞という言葉が出てきた。副詞を説明する前に、まずは形容詞を。
形容詞は、名詞を修飾(説明)するもの。名詞は、物/事/人など。
赤い→りんご 大きな→かぶ おもしろい→ともよし かっこいい→ともよし
下線部は、後ろにある名詞を説明している。だから、下線部が形容詞。
副詞とは?
次は副詞。形容詞が「名詞」を修飾(説明)していたのに対して、副詞は「名詞以外(動詞であることが多い)」を修飾するものだ。
速く→走る ゆっくりと→歩く きれいに→盛り付ける
下線部は、後ろにある動詞を修飾している。だから、下線部が副詞。
等位接続詞は、同じ種類のカタマリを繋げる
品詞分解
{The train (S) 電車が
had already arrived (V)↓ すでに到着していた(SV=第1文型)
<when I reached the platform, (M)>} 私がホームに着いたときには
so だから
{I (S) 私は
didn't have to wait (V)↓ 待つ必要がなかった(SV=第1文型)
<in the cold.>} (M) 寒い中
[名詞] (形容詞)矢印の先を修飾 <副詞>
句(「前置詞+名詞」など) 節(「接続詞+SV」など)
{〜A}等位接続詞{〜B}
↓ 文型終わりマーク
ここで出てくるsoは、等位接続詞という。
等位接続詞というのは、andやbutやsoなど、「等」しい「位」にあるものを繋げる役割がある。
I like tennis and baseball. なら、I like {tennis} and {baseball}. という風に、tennisとbaseballというふたつの名詞を繋げている。
(tennisもbaseballも、名詞という等しい位のカタマリ)
問題文では、soの前後にある{カタマリの中身}は、「文」。
等位接続詞がでてきたら、前後にカッコをつけて、何と何を接続詞ているのかを見ると良い。
こんな感じ→ A}等位接続詞{B
で、Bのカタマリを見れば、Aがどんなカタマリなのかが分かる。
例1 Bがbaseball=名詞と分かれば、Aは名詞のtennis
例2 B(問題文中soの後)が {I didn't have to wait in the cold} =文と分かれば、Aは文のThe train had already arrived when I reached the platform。
ここではAではなくてBを見ることが大事で、もしsoの前Aを見てしまうと、The train had already arrived when I reached {the platform}, so {???} Aがthe platformかなと勘違いしてしまって、Bがよく分からなくなってしまう場合がある。
(まあこの問題文の「so」ではそういう勘違いは少ないけど、「and」だとカタマリが、どこからどこまでなのかを間違えることがある。)
「現在形/過去形」と「現在完了形/過去完了形」の違い
現在完了ってのを理解しているだろうか。
ただの現在形(過去形)と現在完了形(過去完了形)の違いはなにか?
それは、幅が「ある」か「ない」かだ。
現在形(過去形)には幅がない。「点」なのだ。
I went to America. 私はアメリカに行った。
これは、ある時(点)、「アメリカに行く」という行為をしましたよ、ということだ。
これに対して、完了形には幅がある。「過去形の集まり」みたいなイメージだ。
I have been to America. 私はアメリカに行ったことがある。
着目している瞬間=現在(これはhaveを使っているから現在完了形ね)より前の期間(幅がある)に、「アメリカに行った」という点(幅がない)がいくつかありますよ、ということだ。
図にすると分かりやすい。
went、行った(点)の集まりが、行ったことがある(幅)なのだ。
(過去完了形を理解するために、「着目している瞬間=現在」ということを理解して欲しい。今現在(=着目している時間)、3回行ったことがあるよ、ということ。)
(なぜ過去形went toが、経験を表す現在完了形になるとbeen toになるのかは、ここでは気にしないでほしい)
過去完了形
過去完了形がなんぞやという話。
これは、現在完了で説明した上の図の「現在」という「着目している時間」が、「過去」になっただけだ。上の図に書き加えるとこうなる↓
今は30歳だけど、20歳の時でもアメリカに3回行ったことがあった。(4回目は無視。)
これが過去完了。英語にするとこう↓ね。
When I was twenty years old, I had been to America three times.
「着目している時間」が「20歳のとき(過去)」だから、過去完了形を使う。
やっと選択肢の話
品詞分解
{The train (S) 電車が
had already arrived (V)↓ すでに到着していた(SV=第1文型)
<when I reached the platform, (M)>} 私がホームに着いたときには
so だから
{I (S) 私は
didn't have to wait (V)↓ 待つ必要がなかった(SV=第1文型)
<in the cold.>} (M) 寒い中
[名詞] (形容詞)矢印の先を修飾 <副詞>
句(「前置詞+名詞」など) 節(「接続詞+SV」など)
{〜A}等位接続詞{〜B}
↓ 文型終わりマーク
The train [ xxx ] when I reached the platform, so I didn't have to wait in the cold.
1) had already arrived
2) has already arrived
3) previously arrived
4) previously arrives
というわけで、問題の選択肢(すべてarrive系)からどれを選ぶか。
まず、「着目している時間」は、私がホームに着いた時(過去)だから、選択肢に入るのは過去形(か過去完了形)。
(これを時制の一致という)
で、文脈的に+選択肢的に、その時電車はすでに到着していたわけだ。同時に着いたわけではない。
電車は、私がホームに着いた時(=着目している時間=過去)よりも前(幅がある)に着いていたんだから、過去完了形を使う。
というわけで正解はhad already arrivedね。
以上!
(復習用)
The train had already arrived when I reached the platform, so I didn't have to wait in the cold.
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