こんにちは!大学院生博士ブロガーのともよし(@tomo141)です。全合成やってるD3です。
今日はアルコールの保護基をまとめます。
代表的な保護基、脱保護の方法を書いていきます。
(あくまで、ぼくの偏った経験をもとに書いた文章なので、ご参考までに。
※間違ったことを言っていたらコメント欄にてご指摘いただけると助かります。)
- 保護基とは?
- アルコールの保護:保護基の分類
- シリル系保護基
- 保護
- 脱保護
- 耐性
- アシル系保護基
- 保護
- 脱保護(アセチル基)
- アセタール系保護基
- 保護
- 脱保護
- エーテル系保護基
- ベンジル
- p-メトキシベンジル(PMB)
- アリル
- シリル系保護基
- アルコールの保護:保護基選択の一例
- とりあえずTBS(シリル系保護基)が使えるかどうか
- 酸性条件を経るルートなら、アセチル(アシル系保護基)を考える
- ジオールの保護基:環状アセタール・ケタール
- アセトニド(イソプロピリデンケタール)
- 保護
- 脱保護
- メチレンアセタール
- 保護
- 脱保護
- エチリデンアセタール
- 保護
- 脱保護
- ベンジリデンアセタール
- 保護
- 脱保護
- 部分的な脱保護(ベンジルエーテルの生成)
- アセトニド(イソプロピリデンケタール)
- アルコール・その他の保護基に詳しくなりたい人はこれを読め
(投稿:2017年1月11日、更新:2017年12月28日)
ちなみに、保護基に詳しくなりたかったら、この本↓一択です。
ぼくの場合、保護/脱保護をするときに毎回読み返す、というほど愛用してます。
『Greene's Protective Groups in Organic Synthesis』。
保護基別に、保護の条件、脱保護の条件、その他Tipsがつまっています。
- 「あなたの化合物に最適な条件」を見つけたい人
- 保護基に詳しくなって、研究を効率よく進められるようになりたい人
という人にはぜひともおすすめの本です。
快適な保護/脱保護ライフが送れますよ・ω・
まだ読んだことがないという人は、絶対に損しています。
一度読んでみて、今日、保護/脱保護マスターへの第一歩を踏み出してください。
>>ここをクリックして、『Greene's Protective Groups in Organic Synthesis』の試し読みをしてみる<<
全合成やってるD3のぼくから、有機系研究室の学生に伝えておきたいことはここに詰め込んでおきました。
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